進むと、木々の切れ目があり、目の前には大きな海のような湖と、その中に建つ大きな建造物があった。

「ここ、どこなんだろう?」

入口らしきところがあり、そこにいた女性に話しかけた。

「参拝者ですか?それとも、主との謁見希望者ですか?それとも…?」

表情が全く変わらない、義務的に言葉を並べる女性に、少々戸惑い、あたふたしていると、別の誰かが通りかかった

「どうした?」

背の高い男の人だった。しかも、女性と同じで、あまり表情の変わらない、明らかに軍人のような人でちょっと怖そうだなと思っていると、男がこちらを見た。

「お前、ここに何の用だ?」

「あ、えっと。ここがどこかわからなくて、あそこ、木ばっかりで人いなくて…。」

自分でも何を言っているのかわからない状態だったが、迷子だと認識したらしい男はそうかと言い、来るように言った。ボクはどうしたらいいのかわからずそこに立ったままでいると、女性がどうぞと男の方を指すので入っていいのかどうかわからないまま、ボクはとにかく男を追いかけた。

 

食堂

謁見

中庭