声が聞こえ、ふと気になってそっちへと足を運んだ。

そこにいたのは、広い池と呼ぶより湖と呼ぶ方が相応しい池を泳いでる人がいた。

鼻歌を歌いながら楽しそうなその人は、よくみると足がありません。あるのは魚のような尾っぽです。

「やだ。聞かれてしまいました。」

そう言って、恥ずかしがるその人は池の中に隠れて姿が見えなくなりました。

ここにはどうやら変わった人たちが住んでいるようです。

その後ボクはまた声がする方へと歩いていきました。すると、また鼻歌が聞こえてきて誰だろうとそこへ足を踏み入れると、楽しそうに畑をいじる人がいました。

何を作っているのか聞こうと近寄ったら、突如足元がぼこぼこと盛り上がり、飛び出してきた緑色のものに体をからめ捕られてしまいました。

「あ、ごめんなさい。ほら、ダメだぞ。それは敵でも食べ物でもないから食べちゃダメだぞ!」

そういうと、植物らしきものは理解したのか、ボクを開放してまた地面の中にもぐっていきました。

「本当にごめんね。彼等も悪気はないの。」

「あ、いえ。ボクこそすいません。邪魔しちゃって。」

「いいのいいの。気にするな。」

けど、今日は機嫌が悪いからあまり近づかない方がいいわと教えられ、ボクはそこからすぐに立ち去った。

また捕まるのはごめんである。

 

危ないから外へ行こう

あそこに誰かいる