物語にはなかった、ヴァレンタイン話の町での買い物の際の四人。
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「まって、凛々も行く!」
「ええ、一緒に行きましょう。」
「主様、次はあそこです。」
一緒に過ごす何気ない日常。ヴァーティエがかつて憧れたもの。
女の子同士で楽しくおしゃべりしたり、買い物する何気ないことに憧れた。
それこそ、母や妹と共に、こうやって外を歩いてみたかった。
もう叶わぬ願いではあるけれど、今は今で、幸せだ。
この先、さらなる悲劇が待ち受けていても、それはきっと、この幸せの代償なのだろう。
私は選んだのだ。こちら側にいることを。だから、そのことに悔いはしない。そう決めた。