その者、紅い衣を纏いし異邦人



その背には薄く紅に色付きし翼を持ち

その右手には銀の十字を高く翳し

その左手には罪を犯した者の血で濡れ

その左目の藍が冷たき残酷な死神の証

















紅き生命の源に触れる度に、その者の翼は紅く染まり

触れて涙を流す度に、その者の左目は次第に紅みを増し

銀の十字が鈍い光を放ち、懺悔も何もなく

その硝子のように壊れやすい心に染みゆく



その者の心の淵にある声を聞く者は誰もいない



だから



誰も彼の者の悲しみにも、喜びにも気付かない







あとがき

2005年の今年初のトップ絵
全体的に白と紅いイメージにするために、紅い着物もどきを着せた品
結構、羽根を書くのが好きなので、楽しかったものです
しかし、塗るのがとてつもなく面倒といいますか、細かすぎたといいますか・・・汗
1日の年明けになっても、2時半まで色塗りしていました
でも、やっぱり出来上がって良かったというのが感想
これは、知り合い様に送りつけた年賀絵でもあります
貰ってくれた皆様どうもありがとうございます



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