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きっと、そこまで知らなくてもいいことだと思うからというと、そうかと言ってちょっと待っててくれとボクにいい、今もまだ喧嘩を続ける彼らを止めに入った。 「お前等、いい加減にしろ。」 あの命がけのなかに、さらっと入れる彼は本当にすごい人だと思う。 とりあえず、しばらくここにいることになったボクの案内を任された琴詠という、ここへ連れてきてくれた男は、もう一人の男をここに残すことに少し渋っていたが、最後には頭を下げてボクを連れてその部屋を退室した。 その後案内された場所で、同じような年頃の子どもと出逢い、雑魚寝を経験した。 次の日は雑草抜きをしたり掃除をしたり、いろんなことをして過ごした。思ったより楽しい日々はあっという間に過ぎた。 そんなある日のことだった。主や警備の手薄を狙った襲撃があった。 皆、当たり前のように行動し、戦うものと逃げる者とわかれた。けど、ボクはどうしたらいいのかわからずとまどっていると、誰かが呼んで、急いで逃げる方を選んだ。 けど、ボクは気付いた。 逃げるのに、転んで足を痛めた昨日知り合った相手がそこにいて、襲撃者が銃を向けていることに。 ボクはどうしてか彼を庇うように覆いかぶさった。 其の後どうなったかはわからない。 けれど、ボクの迎えだという『死神』がいうには無事だったようだから、これでいいと思う。 「さ、行こうか。もう、現世は満足したでしょ?」 その真意がわからなかったが、心残りがないわけではないが、満足感がないわけでもなく、首を縦に振ると、そっかとそれは言い、死後の世界への案内される。 その日、ボク以外にも死んだみたいだけど、ボクがどうこうできる問題ではない。 ただ、主である彼には、もう一度短い間だけど幸せな時間をくれたことにお礼を言いたかったなとだけ、酷く心残りとして残ったけれど、二度も『生きられる』ほど世界が甘くないことも、今はよく理解しているつもりだ。 「さようなら。…できれば、またこの世界で逢えたら。」 ボクはこの世界から消えた。 <BadEnd4> 他者を庇うEnd |