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ひらひらと桜の花が舞い散る
季節外れの桜は姿を見せた
あの日、異変を告げた時と同じように、哀しそうな顔をして、
私達の前に現れた
『助けてあげて・・・。』
桜は願う
『かつて、私と同じ哀しみで心を閉ざした、精霊を・・・。』
かつて巻き込んで迷惑をかけたにもかかわらず、
優しく接してくれる人達に桜は願った
自分を助ける事ができた人達に、同じ精霊を助けてほしいと
そして
巻き込まれる鍵を握るものを導いてほしいと・・・
優しい桜が願う願いを叶えたいと思ったから
偶然なんてものは知らないうちに必然になるのかもしれない
今回起こることも、彼女の意思で伝えられ、自分達は動いた
知らないふりは出来ないから
同じように哀しみに囚われた精霊を助けられるのなら、助けたい
少しでも何かの役に立つのだと、私達は思いたかったのかもしれない |