ひらひらと桜の花が舞い散る

 

季節外れの桜は姿を見せた

 

あの日、異変を告げた時と同じように、哀しそうな顔をして、

 

私達の前に現れた

 




『助けてあげて・・・。』

 




桜は願う

 




『かつて、私と同じ哀しみで心を閉ざした、精霊を・・・。』

 




かつて巻き込んで迷惑をかけたにもかかわらず、

 

優しく接してくれる人達に桜は願った

 

自分を助ける事ができた人達に、同じ精霊を助けてほしいと

 

そして

 

巻き込まれる鍵を握るものを導いてほしいと・・・

 









優しい桜が願う願いを叶えたいと思ったから

 

偶然なんてものは知らないうちに必然になるのかもしれない

 

今回起こることも、彼女の意思で伝えられ、自分達は動いた

 

知らないふりは出来ないから

 

同じように哀しみに囚われた精霊を助けられるのなら、助けたい

 

少しでも何かの役に立つのだと、私達は思いたかったのかもしれない





        あとがき

 『あなたの願いを』との別サイド。なので、かなりリンクしております。
 さて、読んだ方はどんな流れかわかっていらっしゃると思いますが、こちらは桜華サイド。
 いろいろと舞台裏?がわかるはずです。
 それで、物語の世界。次へとお進み下さいな。