甘々バカップルぶりを発揮している工藤邸の二人は、相変わらずお隣さんにため息をつかれるぐらい甘かった。 ヴァレンタインには、お互いのチョコを交換したり熱い夜を過ごしたような・・・、というように、とりあえず、一層甘い二人になっていた。 「迷惑だから今すぐ帰って頂戴。」 耐えられなくなったお隣さんは、そう言って、いつも追い出すのだった。 白い日に贈り物 ふと、イベント事に鈍い探偵さんこと工藤新一は、快斗に頼まれた買い物をする為に店に入り、今週末に何があるのか気付いたのでした。 今回、頼まれたのは、いつもさぼった授業のせいで、課題が終わるまで帰らせてもらえなくなった快斗が、メールで夕食で使う材料で、現在きらしているものを頼んだのだった。 いつも快斗ばっかりにやらせるのはあれだと、買い物ぐらいなら行ってきて、そして出来そうなら夕食も用意してやろうと、妙に気前よくやってきた新一だったが、入ってすぐ眼に入った一角に、思い出さされたのだった。 「・・・ホワイトデイか。」 ヴァレンタインのお返しの日。 ヴァレンタインには、当日になって思い出したが、用意したし渡した。だが、快斗からもしっかりもらってしまったので、それに蘭や哀からも貰っているのでお返しをしないといけないなぁと思った。 勝手に送られてくるものは無視しておくが。 それに、快斗と哀がどこかに持っていって、手元に無いので人数も誰からなのかもわからないし、まぁいいやと思っているけれど。 「ん?」 携帯がメールが届いたことを知らせる。 「・・・無視だな。」 相手は、相変わらず何の理由で来るのかまったくわからない男達。達というのだから、複数形。 ある迷惑な二人の男からメールが来たのだ。 前からいろいろと煩かったが、ヴァレンタイン以降、さらに煩くなった。 哀や快斗がいろいろ何かやったらしいが、こりなくて丈夫などうしようもないものらしい。 そんな風に快斗がつぶやいていたので、そう認識しているのだが。 新一にとっては、あの二人は最近気に入らないものの部類に入っている。 何かとこっちへちょっかいかけにきては、快斗を取るのだ。わざわざ来るのは、きっと快斗を奪おうとしているのだと、他の者から見ればなんでそうなるのと思うような勘違いな認識をしている事に、生憎誰も気付いていない。 無視するのは、快斗に近づけない為に、こちらの予定を一切与えないためだ。 そのへんが、哀から言わせればバカップルと呼ばれる一部かもしれない。そうやって無意識に照れ屋な新一は惚気るのだ。 そして、ふいに快斗の事を考えて見せる笑みは、周りの人間に多大な影響を与えるもので、呆れ果てている。どうやってもなおらないからだ。 さて、こうして気付いた新一は、密かに計画を立てる。 いつも驚かされる側なので、今度は自分がっ!と密かに決めた。すでに、メールの二人の存在は頭に無かったり。 最近、新一の様子がおかしい。 気付いたのはいつだったかはっきりしないが、最近自分を避けているのか、何か理由をつけて何処かへ出かけている。 今日も、何処かでかけるのかと聞いたが、曖昧な笑みと言葉で逃げるように出て行ってしまった。 「うー、暇だ。」 調べようにも、嫌われたら嫌なのでできない。浮気なんてことはないと思うけれど。 心配になる。他に好きな人がいるのか?!と何度か疑った。けれど、疑いだけで、やはり好きな新一を疑うなんて出来ないと振り払う。 帰ってきたら、いつもの笑顔と可愛い照れ隠しとかが見れるし、・・・まぁ、それはおいておいて。 「どうしようかな。」 ホワイトデイのお返しは用意したし、夕食は何にするかもしっかりと決めた。 ヴァレンタインのように、上手く新一からもらえるなんて思っていないけれど。 「・・・しんいちぃ。」 ソファの上でへなりとぐだぐだしていた快斗。それを目撃してしまった、偶然本を返しにやって来た哀。 「・・・何馬鹿面見せてるの?」 「ん、哀ちゃん?どうしたの?」 「本を返しに来たのよ。」 「あ・・・そのへん置いておいてくれて構わないよ。」 ちゃんと片付けとくからと言われたので、任せておくことにした哀。 「で、家主は何処へ行ったのかしら?」 「わかんない。いないよー、暇だよー、さみしいぃ〜〜〜。」 そんなことを言う情けない怪盗に一言。 「なら、実験に付き合ってくれるかしら?」 「え、あ、それはご遠慮させてもらいます。」 「あら、残念ね。」 そんな事を言って、くすくすと笑みを見せて帰っていった。 「危なかった・・・。」 少しだけ復活した快斗は呟いた。 だが、新一がいないので、やる事もなく暇でしょうがない。そこへ、電話が鳴った。 「ん?紅子?何だよ。」 いつもなら出ないその電話。だが、暇だったので珍しく出た快斗。 「はい、もしもし。」 『ふふふ、暇そうね。」 「暇だよー。冷やかしに来たわけ?」 『ま、そんなところね。貴方、むかつくから。」 「あのなぁ、全て思い通りになると思ってるから駄目なんだろ。」 『それは貴方にも言えるんじゃなくって?』 やはり、この女はむかつく。そう思う快斗だった。 「で、用がないんだったら切るぞ?」 『用がなかったらかけないわよ。馬鹿な男ね。」 「・・・なら、なんだよ。」 『少しだけ、付き合って欲しい事があるのよ。』 関われば厄介なことに巻き込まれそうな気がしたので、お断りするつもりでいた。 だが、相手の次の言葉で、快斗は行くと答えたのだった。 『・・・待ってるわよ。』 切られた電話。慌ててコートをつかんで飛び出していく快斗。ちなみに戸締りはしっかりと。 その様子を、白いハトが見ていた。 快斗が工藤邸に連れてきたうちの一羽。じっと快斗を見て、追いかけていく。 足に赤い光を放つものをつけて。 目的の場所には、すでに紅子がいた。相変わらずいろんな男を虜にしながらあしらっている。 そんなところへ行きたくはないと思いつつも、行かなければいけないと、足を進める。 前に立てば、かなり注目されて嫌だったので、連れて適当な喫茶店に入った。 「で、本当なのか?」 「ええ。本当よ。もう一人の方への対応は彼女がしているけれども、こちらはどうしようもなくてね。」 虜にならなかったむかつく対象であっても、同じく虜にならなかった新一の事を何故か気に入っているこの魔女は気まぐれに助言してくれるようになった。 確か、一度もあっていないはずなのだが・・・。 「白い方は、彼女が家の前を通り過ぎる寸前に捕らえたわ。黒い方は、どうやら幼馴染を連れて、それを口実にくるつもりなの。」 なので、現在毛利家の来ているらしい。なので、まだ手が出せない状態らしい。 一応、関係のない男や新一の幼馴染に迷惑がかからないようにとは考えているらしい。 前ならば、女でも容赦のない紅子だったが、少し成長したようだ。うんうんと、納得していると、何故か睨まれた。 ・・・心を読まれたのだろうか? どうやら、下手にいろんなことを考え込むのはよくないようだ。 とりあえず、もうすぐしたら毛利家を出て、新一を誘いに来るだろう。 幼馴染という盾を連れて。だが、そうはいかない。 「あ、ほら。来たわよ。」 そう。呼び出した理由は、この前の道を通るから。 「じゃ、行きますか。」 レジに大目にお金を出して出て行く二人。 桁違いな量で、慌てて店員が追いかけたが、すでに二人は見失い、どうしようと思いながら、店員は一日を過ごしたらしいが、快斗達は知ったこっちゃない。 「あ、黒羽君。」 蘭が気付いて呼び止める。 「蘭ちゃん、こんにちは。どこかお出かけ?」 気付いてもらえるように、わざと前方から歩いてきたのだが。 服部は相変わらず嫌そうな顔をして自分を見ているが無視だ。今はこれをどこかへやるために、そして新一との平和な時間を手に入れるための準備をしないといけないからだ。 「今からね、新一誘ってトロピカルランド行こうかと思ってたところ。あ、もちろん黒羽君も誘うつもりだったんだけど。」 どうやら、誘いに来てくれたらしい。ま、わかっていたけれど。 「新一は一緒じゃないの?」 「新一はね、今日お出かけなんだ。だから、ちょっとクラスメイトとお出かけしてたんだ。」 「あ、はじめまして。毛利蘭です。」 「こちらこそ。小泉紅子よ。」 「私は遠山和葉言うねん。よろしゅうな。」 そんな感じで簡単に自己紹介。 「そっか。いないのか。」 「あ、じゃぁ、新一いないけど、俺、行ってもいい?」 「いいよ。券が余ってるし。」 新一の分ということで勿体無いからと、こちらにとってはうれしいことに誘われた紅子も一緒に、トロピカルランドへと向かうのだった。 もちろん、平次はご機嫌斜めだが、蘭や和葉が気付くわけもなく、気付いていても快斗や紅子は何も言わない。 こうして、五人は向かうのだった。 その後を、やっぱりハトは追うのだった。 普段なら気付くはずなのに、快斗も紅子でさえも気付いていなかった。 トロピカルランドにて、はしゃぐ蘭と和葉。女の子同士結構仲良くしているようだった。 「黒羽・・・。」 「何?」 「お前、何を企んどんねや?工藤が事件意外で外に出るはずがないやろ。」 調べれば、今日一日だけではなく、明日のホワイトデイも時間があるはず。 ヴァレンタインはもらなかったし、渡せなかったけれども、今度こそと思っているらしい相手。そんなことお見通しだから、会わせないようにしてるんじゃないと快斗は思うが、適当に話をする。 「それに、こんな別嬪さん連れて、堂々と現れよってからに。」 浮気だなという相手に、馬鹿と言う快斗。 「紅子とはそんな関係じゃない。ばっかだねぇ。」 てやっと、でこぴんしてケタケタ笑う快斗に、怒って勢いのままに立ち上がる平次。 「怒ってもあまり怖くないよーだ。」 べーっとやる快斗。 そこへ、何やってるのと、ジュースを買いに行った紅子が戻ってきた。 お手洗いに行っていた二人も戻ってきたので、その場は大人しくした平次。 だが、一日中、快斗をちらちらみては様子を伺っていた。 「そんなに見るなよ。嫌だねぇ。」 「お前なんぞ、見てもなんにもならんわ。」 「そのわりには、ずっと見てたけど?」 もしかして、その気があるの?!やだーとふざける快斗。もちろん、おちょくっているのだ。 冷静さをなくしていけばいい。そして、最後に待つのは・・・。 そんなやり取りが一日中されていた。 途中で、ハトが彼等を追うのを止めたのに気付かない。いたことにも気付かなかったのと同じように。 その日、帰り際に平次を紅子の魔術で操って阿笠邸まで連れ、哀に渡した。 すでにそこには顔色の悪い白い馬がいたが、気にしない。 「ねぇ。工藤君はどうしたの?」 「え?帰ってないの?」 「ええ。だから、どうしたのかと思っていたのだけど。」 「おかしいなぁ。俺も、最近様子がおかしいのだけどさ、どこにいるのかわかんないんだよね。」 あまり拘束したくないから、必要以上にプライベートなところへは干渉しないようにしているのだが。 「あ、メール。」 気付いて確認すると、それは新一からだった。 「え?」 その快斗の反応にどうしたのと、哀が言う。 「・・・新一、今日は帰らないって。明日も。・・・どうしてぇ?!」 今週の休みは帰る気がない様子。これでは、せっかくホワイトディの予定がなくなってしまう。だって、どんなことをしたって、メインの新一がいなければ何の意味もない。 「うー、ひどい。」 へなへなとその場で座り込んでへたり込む快斗。 「あらあら。・・・でも、どうしたのかしら?」 「私も、光の魔人に関しては干渉出来ないから、何もわからないわ。」 その日は紅子は家に帰宅し、哀に引っ張られて引きずられながら工藤邸に帰った快斗は、シクシクメソメソと涙を零しながら布団の中で寂しい夜を過ごすのだった。 次の日。 目覚めたらない温もりと、家中の静かさから、やっぱり落ち込む快斗。 新一が帰ってこない。理由も教えてくれない。ただそれだけなのだけれども。 「・・・新一。」 もう、我慢も限界だと、携帯を取り出して、例の発信機から探索した。 すると、結構近い場所にいる事がわかった。ちなみに、これは新一の携帯に密かに付けられたもので、もしもの時以外は使わないと決めていたもの。 だが、今はそんなこと気にしている余裕などない。 「こっちから捕まえてやる。」 暴走気味の快斗は新一がいるであろう場所へとまっすぐ走って行くのだった。 ついた場所は、あるマンション。もしかして、やっぱり浮気?!と思いながら、こっそり侵入する。 セキュリティがしっかりしているので、下手に証拠を残さない為である。その辺は怪盗なので、簡単に侵入できる。 そして、目的の場所は最上階の一室。 様子を伺っても、人の動く気配はない。 そおっと、玄関を開けて、中へと侵入する。 そして、見つけた目当ての人物。 「え・・・?」 机の上のものを見て驚く。そして、もしかしたら来てはまずかったのだろうかと、今頃になって慌てる。 机の上にはホワイトチョコのケーキと、用意された二つ分のグラスとお皿。 プレゼントだろう箱もそこにあった。 ケーキは見れば、それが誰へのものかわかってしまう。 「・・・ん・・・。」 床の上で転がって眠っている新一が動いた。 「新一?」 もしかして、ここで何も着ずに寝ていたのだろうか。そう考えると、慌てて近寄って抱きしめる。 身体がとても冷たくなっていて、やばいと思って移動しようとしたら、薄っすらと開いた蒼い瞳が快斗を見ていた。 「・・・ぃと。」 「うん。そうだよ。」 しばらくとろんとしていたけれど、次第に目を覚ましたのか、慌てて快斗から離れようとする。 照れ隠しだろうが、こんな冷たくなっている身体を放すわけにはいかないと、抱きしめようとしたが。 バサバサバサッ 「え?」 新一の懐から聞こえる羽音。最初は気付かなかったが、どうやらハトを抱いて寝ていたようだ。 しかも、そのハトは以前新一によって救われ、たまに主人よりも新一の命令を聞くようになった反抗期なハト。 しかも、足にカメラをつけているではないか。 「新一、どうして?」 「お前なんか、どっかいっちゃえ。」 「どうしてそんなこと言うの?」 馬鹿馬鹿ーと言って暴れる新一に、事態が見えなくて困る快斗。 だが、このままではらちがあかないので、落ち着けさせて、話を聞いた。 すると、耳を疑うようなとんでもないことを聞いた気がした。 「あの、新一?」 「なんだよ。」 まぁ、ある意味誤解ではあるが、嫉妬はうれしい反面、その内容に吐き気がする快斗。 「あのね、俺は新一だけなの。あんな色黒野郎なんてお断り。」 「でも、お前。服部がお前のこと狙ってるのに、昨日だって。」 どうやら、自分と同じようにハトを利用して、昨日の様子を見ていたらしい。しかも、中途半端な内容だけを。 それに、服部が自分のことを好きだ何てありえない誤解をしているところにも、ため息が出る。 まぁ、下手に近づかないようになってくれてうれしいけれども。 「それに、綺麗な人つれてたし。」 やっぱり、紅子の事も誤解しているようだ。これなら、さっさと紹介しておくべきだったと、後悔しても遅い。 「あれは違うよ。あれはただのクラスメイト。それに、今度新一にちゃんと紹介するつもりだったんだよ。」 哀とある意味同類で仲良くなっている危ない魔女だって。 魔女と聞いて、いつもキッドで関わってきたり、哀とのたまに会話の中で出てくる人物だと認識して、そっかと納得して安心する新一。 「でも、あの色黒には本当困ってたからね。」 「なら、俺が今度言ってやる。」 だから、ずっと俺のだぞといわれて、このまま誤解させておく事にした快斗。 新一の方が警戒して近づかないから大丈夫だろう。 「で、これは俺に?」 「あ、これは・・・。」 ここに快斗がくるとは思っていなかったので、突然は言えなくなったようだ。顔を赤くして、快斗の胸に顔を押し付けて逃げた。 「でも、どうしてここに?」 そのままで、思った疑問を言うと、少し言いにくそうにしながら、快斗は答えた。もしもの時の為に取り付けておいた発信機の事。 怒られるかなと思ったが、何も言われなかったのでほっとする快斗。 「ねぇ、食べてもいい?」 あのケーキを聞くが、新一は首を振る。 「もしかして、新一が食べちゃったから?」 そのケーキは、すでに欠けていたのだ。新一が作った後に食べたから。 だが、快斗はそんなことは気にしない。 「食べてもいい?」 せっかく作ってくれたのだから、食べたいなといえば、うなずいた新一。 なので、遠慮なくそのケーキにホークで刺して一口食べる。 「おいしい。ありがとう。・・・ごめんね。」 「・・・俺も、ごめん。」 勝手に誤解していたとはいえ、快斗に迷惑をかけたことには違いないから。 「家に帰ろう。俺も、新一に用意してあるんだ。」 ケーキを箱に包んで帰りの用意をしたころ。 「新一っ?!」 ぐったりとしている新一の姿。先ほどまで冷たかったはずの身体は熱を帯びて熱い。それに、呼吸も荒れている。 もしかしてとおでこに手を当てると、熱かった。 「やばい。」 一晩こんなところで寝たら体調を壊すに決まっているのだ。 哀に電話を入れて、タクシーを呼び出して工藤邸へと急ぐのだった。 「・・・38.9℃・・・。風邪ね。」 診察した結果、やはり風邪を引いていた。 熱で熱いのか苦しそうな新一を見て、どうして昨日は諦めて寝たんだろうと後悔ばかり。 「とりあえず、安静にしていてちょうだい。・・・お邪魔虫は退散しているけれど、安静だからね?」 念を押して哀は帰っていった。 「・・・ぃと。」 「何?」 「・・・いる?」 「ずっとここにいてるから、大丈夫だよ。」 寝ててとおでこに手を当ててぽんぽんと撫でる。 そうしたら、少しだけ笑みを見せて、閉じられていく瞳。 すぐに寝息が聞こえてきて、しばらくしてから、ゆっくり休んでと言って部屋を出て行った。 おでこのタオルを変えるための、水を入れ替えに行く為に。 次の日の朝。 診察にやってきた哀は、部屋の前まで来て、そのままリビングへと降りるのだった。 部屋では、二人が抱きやって大人しく寝ている姿があったからだ。 「・・・馬鹿は風邪を引かないというから、大丈夫だと思うけれど。」 それに、そこらへんの軟な男よりも丈夫だろうからと、放っておくことにした。 後日、風邪が治った新一は、相変わらず快斗にべったりだった。 快斗はやはり風邪を引かなかったので、馬鹿決定ねとつぶやかれ、快斗はどうしてと疑問を浮かべながら、馬鹿はやめてとお願いする姿があったりした。 その後、何度か工藤邸に訪れようとしたらしい色黒男は、新一に盛大に追い返されて、わけもわからなぬまま、再びお隣へとご厄介になったとか・・・。 あとがき また、妙なお話になってしまいましたが・・・。 前回の続編・・・のはずです。これだけでも読めなくはありませんが。 フリーですので、よろしかったらどうぞ。 *現在は配布してません* |