とにかく、両思いになって、一層甘い雰囲気をかもし出しているある家に同居(同棲?)中の三人。 久々に余裕があるので、仲良く出かけようという事になった。 だが、どうしてか邪魔する迷惑なものはたくさんあって、どうしようかと快斗とキッドは考えるのだった。 迷惑物発生警告発令中 少々不本意ですがと、少し顔をゆがめつつも、どこかやわらかい雰囲気の、現在変装中のキッド。 「・・・迷惑なオーラは出さないで頂戴ね。」 「気をつけます。」 「新一に手を出す奴には容赦しないけどね。」 もう、甘さに磨きがかかって、この探偵君も怪盗’sも胸焼けがするぐらい甘かった。 だけど、そんな彼等を見守るのが今では日課である志保はあまり言わないが。 さすがに目の前でいちゃつかれると迷惑である。 そんな彼等は、一人は変装するものの、三人でお出かけである。 両思いになって、初デートと言う奴だ。 三人とも浮かれているが、邪魔をする迷惑物というものがないわけではない。 先日、情報が入り、あの傍迷惑な黒い奴が来るのだという。 予定より早めに出れば、出くわすことなく、彼女に処理は任せると言ってあるので問題はない。 だが、まだ問題はある。 新一の携帯に入る警察だ。それは新一が今日は予定があると伝えておいてくれているし、電源も切っておいてくれるらしいので、心配はない。 だが、クラスメイトの鬱陶しい奴もいるし、何よりこの愛しい人は事件に好かれているのか、引き寄せてしまう変わった体質の持ち主である。 なので、デート中に何があるかなんて、予想できやしない。 「さて。準備オッケー。」 「西の彼のことはお任せしますね。」 「わかってるわ。こちらとしても、いい加減にしてほしいもの。」 この三人の幸せを、とくに新一の幸せを邪魔する奴には容赦するつもりはない。 何度も警告をしていても聞かないのだから、多少は無茶しても問題ないだろう。 前回だって、かなりいろいろやったというのに、いつの間にか復活しているし、かなり丈夫だと実証されたことだし。 「じゃぁ、いってくるね。ばいばい。」 「遅くならないように帰ってきてちょうだい。」 「わかってます。」 「いってくるな、志保。」 出て行った三人を見送って、なんともいえない感情で、だけど自然と笑みが零れる。 「やっと収まったって感じよね。」 気にはなっていても、その感情が何か気付かない鈍い人と、好きだと言い続けてもわかってもらえず、それでも諦めずに頑張り、やっとほしいものを手に入れた子供。 「さて。私もお迎えの準備をしないとね。」 工藤邸に残り、迷惑な訪問者が来るのを待つ。 ほら、もう少しであれはやってくる。 「こちらも、楽しませてもらうわ。」 まだ、ここへ向かうあいつは事の事態に気付いてはいない。 「で、何処に行くつもりなんだ?」 「そういえば、決めてませんでした。」 「困ったね。どこでもいいけど・・・うーん。」 邪魔な障害物のことで頭がいっぱいで、行き先などは全然決めてもいなかった。 出かけられる、それも念願かなって両思いとなっての初デートだ。 しっかりとエスコートしたかったのだが、それどころではない状態でもあったので、頭から抜けていた。 なんて落ち度だと、少しショックを覚える二人。 だが、新一は二人と一緒にいられたらいいので、あまり気にしてはいなかった。 「そうだな。ある場所に行ってもいいか?」 「行きたいところあるの?」 「ちょっとな。まだ話が終わってなかった事だし、丁度いいだろうし。」 途中で花屋によってもいいかと言われ、何をするのだろうと思いつつもついていく。 花屋で買ったのは、相手に贈るには合わないようなグラジオラス。 だが、気になるのはその花言葉だ。密会という意味を持つ花。他にもあるが、グラジオラスというのは、ある男を連想させてしまう。 まさかと思いながらも黙ってついてきた二人は、ここだと新一にとある中心になる町から離れた小さな喫茶店に連れてこられ、こんなところがあったのかとはじめて知り、とりあえず中に入るのだった。 「こんにちは。」 「いらっしゃいませ。・・・あれ?新一君?」 出迎えてくれたのは、人の良さそうな、笑顔の女の人だった。 いったい誰かと聞けば、ここで働いている人と、わかりきっている答えをもらった。 「今日はお友達付なのね。」 今日は特別だから、私のおごりよと、奥の席に案内されて、腰を下ろした二人は、まったく会話の意図がわからなかった。 「どういうことですか?」 「この店な、グラジオラスって言うんだ。」 「それはさっき、店に入る前に見ました。」 「でさ。ここはあいつの店なんだ。たまにしかいねーけどな。」 「あいつってまさかっ!」 驚きのあまり大きな声で言ったら、そのまさかだなと、背後から声が聞こえた。 「よっ。少しぶりだな。元気そうで何よりだ。」 なんと、あの新一をパーティへ連れ出した前回のことでの原因である灯矢がいた。 パーティで会った時とはがらりと雰囲気が変わり、優しい、人の良い笑みで迎えてくれる。 まぁ、この三人から見ればそれが作り物であることはわかっているが。 あのパーティよりはやわらかい笑顔である。しっかりと、オーナーらしく制服も着こなしている。 「どういうことですか?」 「んー。ここは俺の恩人の大切な形見なんでね。」 閉めるわけにはいかないわけだと言う。その言葉の中には、どこか辛そうなところもある。 「ほれ。これやる。」 「へぇ。新一がくれるなんて、珍しいね。何かあったわけ?」 「前回の事で、いろいろとお前には感謝もしているからな。」 久々に銀狐の二人に会えた事。そして、この二人に思いを告げるきっかけをくれたこと。 だから、久々に会ってやろうと思ったのだ。 今日は、彼にとって特別な日だから。 「うれしいね。とにかく、飾っとくかな。頼める?」 「問題ないわよ。それより、しばらくは準備中にしとくから、楽しく話をしていたらどう?」 「楽しくねぇ・・・。」 新一にもらったグラジオラスを彼女に渡し、奥へ引っ込んだのを確認して、苦笑する。 「で、何か言いたそうだが、何かあるかい?」 とりあえず、あいている席に座る。 彼女がしっかりと準備中の札を下げているし、めったに客も来ないので今は問題ないだろう。 「まずは、貴方と新一の関係です。」 それが一番気になっていた。新一の知り合いなどを調べ、束縛するつもりはないが、この男はどうも不参くさく、危ない。 だが、そんな二人の不安を新一が意図も簡単に否定した。 「こいつに関する心配なら無用だ。すでに結婚して、奥さん一筋だからな。」 「・・・はぁ?」 「いやぁ。照れるね。」 はははと笑うこいつは、どこにでもいる、妻を自慢する夫にしか見えなかった。 この前までのあれはどこいったのだというぐらい、緩んでる。 「ま、今も変わらないんだろ?」 「でも、寂しいから新一に新しい奥さんになってほしかったけどね。」 「冗談。馬鹿いってんじゃねーよ。今でも菖蒲さんの事が好きでしょうがないくせに。」 新一には適わないねと苦笑する灯矢。 「だから、紅葉さんの告白も受けないんだろ。」 「まぁ、同じであっても違うからね。代わりにはしたくないんだよ、彼女に関してはね。」 聞いている限りでは、どうやら奥さんはいる。だが、新一も辛そうな顔をしているから、別れたか、もしくは・・・。 「俺が弱かったからな。守れなかったんだよ。」 その言葉が、二人の仲で確信付ける。 「こまめに墓参り行くんなら、たまには紅葉さん誘って一緒に行け。」 「たまにはね・・・。まだ、無理そうだけどな。」 灯矢の妻となったのは、数年年上の女性、菖蒲。彼女は灯矢同様に、裏も駆け巡る同業者だった。知り合った経緯はだいたい察しがつくであろう。仕事の最中でだ。 彼女には双子の妹がいて、その名前を紅葉と言う。 双子はやはり、似ていて、そして思いも似ていた。性格はまったく違っていたのに。 多少は似ていても、ある意味対照的だった。 そんな二人は灯矢を同時に愛した。だが、灯矢が答えたのは菖蒲だった。 だけど、紅葉は何も言わなかった。自分が出合ったときからすでに、二人の思いはわかりきっていたから。 そんな二人の幸せは、結婚したあとも続いた。だが、長くは続くかない。 仕事が仕事なだけに、毎日が危険との隣り合わせだ。 灯矢がミスを犯した日、新一に拾われて助かった。その日は帰らない灯矢を心配する菖蒲。 連絡を入れたら迎えに来るといい、工藤邸で新一は菖蒲に出会った。 その後も交流は続いた。いろいろな情報の交換もあった。 そして、時が来た。残酷な二人を離す時が。 巻き込まれた関係のない者を庇い、菖蒲は重体の意識不明になった。 もう、目覚めない可能性もある中で、彼女はなんとか意識が戻った。 それから毎日灯矢は病院に通った。そして、菖蒲と過ごした。 たまに紅葉が二人のいる日に来たこともあったが、二人の時間の邪魔は出来ず、しばらく時間を潰して時差をつくったりしていた。 三人がともに、わかっていた。菖蒲はもう、治る事はないと。 近い将来に、もう眠るという事が。それだけ、ひどかったのだ。今、意識があり、話が出来るだけの力が戻っていることが奇跡に近かった。 そして、事件から一ヶ月が経った後、彼女は安らかに息を引き取った。 今まで泣かなかった灯矢の眼から涙が零れ落ちる。 紅葉は、はじめて灯矢の涙を見た。そして、本当に姉を愛していたのだと知った。 その後、しばらくは蛻の殻状態だった灯矢。しかし、墓へ行く後とに彼女の笑顔を思い出し、彼女の言っていた言葉を思い出し、このままではいけないと一人で立ち上がり、戻ってきたのだ。 灯矢には菖蒲の残した思いと、恩人が残したこの店を守るということが残っている。 生きている限りはやり遂げたいと決意したこと。 店を開店出来るように準備をしていた時だった。からんからんと、扉を誰かが開けたときになる音がして、まだ準備中だと言おうと顔を上げたとき。 「こんにちは。」 そこには、紅葉がいたのだ。自分が愛し、失ってしまった人と同じ顔と声の人がいた。 だけど、彼女は違う人だと思っていたから、重ねることはない。 そして灯矢は、自分と同じように彼女の死を深く悲しんでいる存在に気付いたのだった。 同じお腹の中で、同じ卵子で生まれた、菖蒲の片割れ。 半身とも入れる大切な家族の死。いくら愛する者であっても、双子である彼女もまた、自分とは同じで違う悲しみがあったに違いない。 いつも彼女は言っていたはずだ。彼女は自分と同じように、強がりでだけど脆くて弱いのだと。 すっかり忘れていた。 「私にも、手伝わせてもらえないかしら?」 かつて、姉が好きだったここを、思い出が残るここを、消したくはないから。 灯矢は喜んでと答え、二人で開店する準備を始めた。 それから時が流れ、現在にいたる。 「だから、灯矢が俺を好きなわけがない。どんなに好きだと言っても、結局は最愛の人を忘れられないんだからな。」 お前等だって、同じだろと言われて、最愛の人を簡単に忘れたり手放すわけがないと答えたら、なら、心配する事じゃねーと言われた。 不安に思っていたことは、どうやらお見通しだったようだ。 「でも、新一の事が好きなのも事実なんだよね。」 「・・・やっぱり、側に置いておくのは危険のようですね。」 「排除しとく?」 三人のおかしな睨み合いがそこにあった。 新一はただただため息が出るだけ。なんだかんだといって、灯矢はこの二人で遊んでいるのだ。 「だから・・・。」 「新一は気付いていないと思うけどね。・・・新一は似ているんだ。紅葉のような顔や双子だと思わせるような癖ではなく、言葉と中身がね。」 一目ぼれは菖蒲だった。それなのに、また一目ぼれしちゃったと、あっけらかんと言ってくれる。 「・・・馬鹿?」 「失恋は覚悟のつもりだったよ。それに、俺は菖蒲を裏切れないし。」 結局は、胸の奥にしまっておくつもりの思いだったと二人に言う。 「だから、安心してくれ。別に、新一を取って食おうなんてこと、考えてないから。」 この男にそんな事を言われては、もう何も言えない二人だった。 しばらく四人で話して、紅葉の用意してくれた紅茶や珈琲そしてお菓子などをつまんで、時間を過ごした。 「そろそろ、帰るかな。」 かれこれ、二時間ほどここにいた。 なんだかんだいっても、ここは結構居心地がいいと感じ、キッドも快斗ものんびりと過ごせ、あとはこの男がと言うが、結構会話は楽しんでいたように新一には思われた。 「じゃーな。」 「おう。また来いよ。」 出たところで、紅葉にも会い、挨拶を交わして店を去った。 「・・・良かったですね。」 「そうだなぁ。」 一目ぼれは事実。だけど、今では弟や息子のような感じの位置にいる新一。 「なんだか、取られちゃった親の気持ちが少しわかった気がするわ。」 「そうだよなぁ。もったない気もするけど、そればっかりやしょうがねーな。」 そろそろ、準備中の札を取ろうかと、二人は店を開けるのだった。 「すっかり話し込んで、また考えてなかったけど。」 「そうですね。夕食をご一緒にいただきましょうか。」 「あそこで食べたけど、夕食はちゃんと食べないとね。」 じゃないと、彼女に怒られると、少し身震いをする二人。 そんな時だった。 「工藤君じゃないですか。」 嫌なこの声はと、二人は振り返る。そして、快斗を狙う奴として認識している新一にはある意味敵でもある白馬だった。 白馬は新一が好きなのだが、あの一件以来、新一は白馬に対して良い思いを持ってはいなかった。 「何しに来たんだよ。」 「別に何も。ただ、偶然にも工藤君を見かけたので、声をかけたのですよ。」 偶然にも会えてうれしいですよと、相変わらず無駄に気障なこの男は快斗を無視して新一に言い寄ってくる。 だが、生憎恋愛音痴な新一には、自分を話につかって、快斗にわざと会いにきて探っているように思っていた。 「俺達、まだ用事があるから。じゃーな白馬。」 行こっと新一が快斗の腕を攫んでひっぱると、うれしそうに快斗はうなずく。 それに、キッドも続くのだが、白馬もしつこかった。 「迷惑だぞ、白馬。」 「そんなことはありません。そうでしょう、工藤君。無理やり彼に付き合わされているのでしょう?」 惑わされているのですね、可哀そうに。僕にはわかっていますと、相変わらず馬鹿な事を言っている男。さすがに、新一もかちんときた。 自分は無理やり付き合わされているのでも、付き合わせているわけでもない。 「俺の意思で快斗といるんだ。」 だから、今日は用事があるから。そう言いきって、快斗とキッドの腕を攫んでどんどんと歩いて行った。 少しうれしい二人は、顔が歪みっぱなしだったが、生憎怒りでむかむかしながらずんずん進む新一は気付くことはなかった。 さて、そんな白馬は、しばらく呆然としていたが、すぐさま追いかけようとした。 まさに、ストーカーとでも言うべきように、こっそりとついて行く。 だが、生憎只者ではない快斗とキッドはしっかりと気付いていた。 まぁ、見せびらかすのもいいかもしれないと、今は放って置く事に決めた。もしかしたら、諦めてくれるかなぁと少し期待して。 「で、どこ行く?」 「そうだな。ちょうど、新しいとこが駅前に出来ただろ。あそこ行こうぜ。」 「あそこですか。一度行ってみたいと思っていたのですよ。」 三人楽しそうに会話をしながら足を進める。 少し距離があるので、歩けばちょうどお腹が減るだろう。 途中で店の中でいろいろ見たり、本屋で新刊のチェックを入れたりしながら、目的地へと向かう。 それを気付かれているとも知らずに尽いてくる白馬は、周りから不信に思われていたが、目の前の事で周りなど一切気にしてなかった。 「工藤君・・・。さっきのは照れているのだと思っていましたが・・・。」 黒羽君に惑わされて、僕の側にいられないように彼に何かをと、また馬鹿な考えをする男。 必ず救い出してみせますと、決意をし、ひたすら付いて行くのだった。 「気付いてるよね?」 「ええ。気付いているとはわかっていないようですが。」 小声で新一を挟みながらも会話をする快斗とキッド。コンビネーションは元が一緒なだけにさすがと言うべきか。 「どうかしたのか?」 なにやらひそひそ自分に隠れてたまに会話をしている二人に聞いてみると、何でもないと、いつものあの笑顔で言うが、どうもひっかかる。 「本当に?」 「ええ、もちろん。さっきから新一を狙う視線が多いので困るのでどうしようかと快斗と相談していたのですよ。」 「何馬鹿言ってるんだ?お前等の方が注目されてるだろ。」 俺のなのにと小さく言ってくれた言葉が、恋人が自分達を独占したいと言う思いで、うれしくてつい腕を肩や腰に回して、両サイドから頬に唇を寄せる。 「なっ!」 突然のことで、恥ずかしくて顔を真っ赤にする。 しっかりと、誰も見られていないことを確認する。どうやら、誰も見ていなかったようで、ほっと胸をなでおろす。 だが、ここでずっと追いかけていたあの探偵はしっかりと見てしまっていた。 「く、くく工藤君っ。」 そんな馬鹿なと声に出す。 一人で表情をころころとかえつつ、無駄に動きのある白馬を見て、誰もが通報するべきか悩んだが、結局誰も関わることなく立ち去るのだった。 さて。夕食を食べ、あとは家に帰るだけ。 まだ白馬が付いてくる事は気付いている。どこまで着いてくるんだろと、少し嫌になるが、お隣さんにあげればいいかと、気にせずにいた。 家に付き、工藤邸から出てきたお隣さんにただいまと言う。 「ねぇ。あれもあげるよ。」 「あら。もう一人の方も、懲りなかったの?」 「そうみたいなのです。よろしかったら貰っていただけませんか?」 ずっと、出会ってからストーカーの如く付いてきて困ってるんだと言う。 もちろん、新一には気付かせていないからと言っておく。 「なら。彼は知らない間に。ま、もらっておくわ。朝の彼、今は結果待ちで、退屈していたのよ。」 ふふふと見せる笑みが少し怖かった。もしかしたら、その矛先が自分へと向かう可能性だってあるのだから。 「じゃ。よい夜を過ごしてね。」 「ほどほどになら、貴方達もね。」 玄関を閉めて、新一と一緒にお風呂に入る。そして、同じ部屋の同じベッドへ。 玄関を閉めた時にかすかに悲鳴が聞こえた気がしたが、気にしない。 ベッドに三人仲良くもぐった時も何か聞こえたが、これもまた気にしない。 触らぬお隣さんに祟りなし・・・そういうものだ。 だが、迷惑なお邪魔虫は排除され、彼等は甘い夜を過ごすのだった。 |